MQ-9 リーパー
MQ-9 リーパーは主にアメリカ空軍用に米国で開発された無人航空機 (UAV)である。長時間の高高度監視を目的とした初のハンター・キラー型UAVで、最大高度13,000m、最大で24時間飛行できる。2001年2月に初飛行した。MQ-1プレデターをベースにしているが、リーパーは大きさや重量だけでなく性能も上回っており、MQ-1の15倍の積載量と約3倍の速度での巡航が可能となっている。機体の制御は地上管制ステーション(GCS)にいる搭乗員によって武器使用を含めて監視・制御される。2008年にニューヨーク州空軍第174攻撃航空団はF-16からMQ-9A リーパーへ戦闘機部隊としては初めて無人戦闘機(UCAV)への完全移行を行った。米空軍では2016年時点で195機のMQ-9リーパーを運用しており、2030年代まで継続する予定である。2020年3月には、さらに開発を進めたMQ-9Bが初飛行を行い、「スカイガーディアン」と「シーガーディアン」の2種類が製造予定である。リーパーはアメリカ税関・国境警備局や他の数カ国の軍隊でも使用されている。
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