M1エイブラムス

M1エイブラムスは、1980年に就役したアメリカ陸軍とアメリカ海兵隊の第3世代主力戦車で、クレイトン・エイブラムス将軍にちなんで命名された。M1エイブラムスは、M1、M1A1、M1A2の3つの主要バージョンが開発されており、強力なガスタービンエンジン、高性能の複合装甲、電子制御火器管制システム、乗員の生存性を考慮し設計された弾薬庫やNBC防護など、いくつかの革新的な機能を導入している。重量は約68トンで、現役の戦車の中では最も重いものの一つである。M1の初期モデルは、ライセンス生産された105mmロイヤル・オードナンスL7砲を搭載していたが、後期モデルではライセンス生産されたラインメタル120mmL/44滑腔砲をを装備している。輸出用のエイブラムスは、エジプト、クウェート、サウジアラビア、オーストラリア、ポーランド、イラクの各軍で使用されている。初の戦闘参加は湾岸戦争で、アフガニスタンとイラクの両方で戦闘を経験した。イラクのエイブラムス戦車はISILとの戦いで活躍し、イエメン内戦ではサウジ軍が使用した。最新型のM1A2 SEPv3バージョンでは、数多くの改善が行われている。

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